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共同通信
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肥満傾向の子どもの割合が全国平均より高いとして、徳島市の市立中学校全15校の給食で、国の基準を下回るエネルギー(熱量)の献立が提供されていたことが15日、徳島市教育委員会への取材で分かった。鉄などの栄養素も国の基準に達しておらず、識者は「家庭での偏った食生活が肥満につながっている可能性が高く、給食のエネルギーを少なくすることが肥満対策になるのか疑問」と指摘した。
文部科学省の学校給食摂取基準は中学生の給食1食のエネルギーを830キロカロリーと定めているが、徳島市は基準より80キロカロリー少ない「750キロカロリー以上」という独自の目安を設定していた。