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共同通信
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【北京共同】中国の習近平国家主席は17日、フィリピンのドゥテルテ前大統領と北京で会談し「大統領在任中に対中関係を改善するという戦略的選択をした」と称賛した上で「今後も友好協力のために役割を果たしてほしい」と述べた。中国国営中央テレビが伝えた。中国寄りのドゥテルテ氏の外交方針を修正して米国と同盟関係を強化するマルコス大統領をけん制する狙いとみられる。
南シナ海で領有権問題を抱える中国が覇権主義的な動きを強める中、マルコス政権は日米両国と6月に安全保障担当高官協議の初会合を開くなど連携を深めており、中国は対中けん制の動きとみて警戒している。