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共同通信
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【ワシントン共同】米マサチューセッツ工科大のチームは16日までに、対話型人工知能(AI)「チャットGPT」を活用した場合、仕事の能率が上がるとの実験結果を科学誌サイエンスに発表した。大卒のホワイトカラー453人が参加した実験で、文章作成にかかる時間が40%短縮し、質は18%向上した。能力の高い人と低い人の差は縮まった。
参加者は2グループに分かれ、一方がAIを使用。使った人の大半は出力された文章を無修正か軽く直すだけで自分の成果にした。チームは、AIが仕事を助けてくれるのか奪ってしまうのかは未知数で「経済や雇用は大きな不確実性の時代に入った」と指摘した。