「残虐な行為」と米大使

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共同通信

 【ニューヨーク共同】米国のトーマスグリーンフィールド国連大使は17日、ロシアがウクライナ産穀物の輸出合意を事実上離脱したことについて、アフリカや中東の人々を苦しめる「残虐な行為だ」と批判した。国連のグテレス事務総長も「非常に残念だ」と失望を表明した。いずれも国連本部で記者団に語った。

 トーマスグリーンフィールド氏はロシアの離脱で穀物合意による食物価格の安定が揺らぐと警告。「ロシアが政治的なゲームを展開する一方、現実世界の人々が苦しむ」と強調した。

 グテレス氏は「ロシアの決定は困窮する全ての人々にとって打撃となる」と指摘した。