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共同通信
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日産自動車元会長のカルロス・ゴーン被告(69)は18日、日本外国特派員協会(東京)のオンライン記者会見で、逃亡先の中東レバノンの司法当局に同社を刑事告訴したと述べた。「(同国で)日産は多くの犯罪を行った」としている。
ゴーン被告は2018年11月に日本で逮捕され、その後会社法違反(特別背任)罪などで起訴された。保釈中の19年12月にレバノンに逃亡した。
会長を兼任していたフランス自動車大手ルノーの会社資金流用疑惑も浮上し、フランス捜査当局が国際逮捕状を発付。日本政府も国際刑事警察機構(ICPO)を通じて身柄拘束を要請しているが、レバノン側は否定的な姿勢を示している。