被買収の県議に罰金10万円

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共同通信

 2019年参院選広島選挙区の買収事件で、河井克行元法相(60)=実刑確定=から現金10万円を受け取ったとして、公選法違反(被買収)の罪に問われた広島県議渡辺典子被告(38)に、広島地裁(日野浩一郎裁判長)は19日、求刑通り罰金10万円、追徴金10万円の判決を言い渡した。

 罰金刑以上が確定すれば原則5年間、公民権停止となり失職する。

 判決によると、被告は19年5月ごろ、元法相の妻案里氏(49)=有罪確定=の票の取りまとめなどに対する報酬として現金10万円を受け取った。

 公判では「現金は例年通りの寄付金だ」と無罪を主張していた。