娘の学校に「難病検査で入退院」

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共同通信
大阪市役所

 娘(9)に食事を与えず低血糖症で入院させて共済金を協同組合から詐取したとして、大阪府警に詐欺容疑で再逮捕された同府大東市のパート従業員縄田佳純容疑者(34)が、娘の小学校入学時に「難病で検査のために入退院を繰り返している」と学校に説明したことが19日、市への取材で分かった。市は入院には問題がなく、虐待の兆候もないと判断していた。

 市によると、昨年10月に「子どもに罵声を浴びせている」などの匿名通報が寄せられたことを受け、市が小学校に登校状況などを確認。容疑者とも面談し、娘の外見などに虐待の所見は見られなかったとして、見守りを続ける対応を取った。