18日付のニューヨーク・ポストによると、ニューヨーク州都市交通局(MTA)が、地下鉄M線のブルックリンとクイーンズ区間を数カ月間閉鎖することを発表した。この閉鎖で、約6万人の利用者に影響があるとみられている。
MTAによると、地下鉄M線は2017年の夏から、ブルックリン区ブッシュウィックのマートル・アベニュー駅からクイーンズ区ミドルビレッジのM線始発、終点のメトロポリタン・アベニュー駅までを閉鎖し、線路の修復工事を行う予定であるという。この工事には、高架橋の取り壊しなども含まれており、閉鎖期間は約10カ月ほどになると予想されている。
この閉鎖は、2019年に予定されているL線のマンハッタンとブルックリン区をつなぐキャナージートンネルの工事を受けて行われる。同トンネル閉鎖期間中、L線の利用者はマンハッタン区に出るまでの代わりの手段としてM線を利用する必要があるためで、MTAの最高経営責任者トーマス・プレンダーガースト氏は、「同トンネル閉鎖時に、多くの利用者に影響が出ないためにもM線を今のうちに修理する必要がある」と述べている。