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共同通信
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不動産経済研究所が20日発表した2023年上半期(1~6月)の東京23区の新築マンション1戸当たりの平均価格は、前年同期と比べ60.2%高い1億2962万円だった。過去最高だった91年の9738万円を上回り、上半期として初めて1億円を超えた。資材や工事費の上昇に加え、港区の駅直結など好立地で販売された高額物件が価格を押し上げた。
首都圏(1都3県)の平均販売価格は36.3%高い8873万円で、こちらも最高。今後について不動産経済研究所の担当者は「コロナ禍による在宅時間の増加で高まった需要は一段落したものの、工事費の上昇に伴い緩やかな値上がりが続くのではないか」と分析した。