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共同通信
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【ジャカルタ共同】インドネシア・スラウェシ島北端トモホンのセンドゥク市長は21日、多様な食肉を販売し地元で“過激市場”の通称で知られる伝統的な市営市場について、犬と猫の食肉処理と販売を禁じると発表した。米国の動物保護団体が禁止を求めていた。
市場では、犬や猫を丸焼きし販売している。観光客が訪れる一方、こうした肉が狂犬病などの感染源とも指摘されてきた。センドゥク氏は、販売業者と保護団体の間で合意がまとまったとし「画期的で大変誇りに思う。残酷な見せ物に終止符を打つだけではなく、感染症から人々を守る重要な一歩だ」と述べた。
保護団体はヒューメイン・ソサエティー・インターナショナルで、「この合意がほかの市場にも広がることを期待する」との声明を発表。食肉処理場で犬29匹と猫3匹を保護し、けがや脱水症状の治療を行った。
周辺地域に住むミナハサ人は、コウモリやネズミも食用としている。犬や猫は大量のトウガラシとトマト、レモンなどと炒める地元の名物料理「リチャリチャ」として食べられてきた。