7月22日 編集後記
“世界が一番暑い夏に、ビーチだけでなく、NYCの水もよくない…”
編集部が気になった1週間の出来事
NY市の2階建てバス、危険性浮き彫り 運転手の信号無視、業務過多
家族や友人が遊びに来た際にでも乗ろうと考えていた2階建て観光バスだが、ニュースを知って安全面が不安に。(編集部 I)
地下鉄・バス運賃、8月20日から2.90ドル MTA、8年ぶりに値上げ
再来年にさらに値上げとのこと。MTAの財政難もあり苦渋の決断とはいえ、利用者が減っている中でうまくいくのか懸念。(編集部 W)
ジェイ・Zの思い出の品など展示 ブルックリン公共図書館、回顧展を開催
アルバムのアートを使用した13種類の限定図書カードも販売。(編集部 A)
編集後記 “世界が一番暑い夏に、ビーチだけでなく、NYCの水もよくない…”
皆さん、一週間お疲れさまでした。先週インフレ率の低下に触れましたが、今週も“地下鉄・バス運賃、8月20日から2.90ドル”という記事があり、物価上昇は落ち着いてきたとはいえ、まだまだ止まらないですね。(しかもGeorge Washington Bridgeは、今でもNYからNJに入る料金は$17なので、もうすでに十分高いように思うのですが。。。 にもかかわらず、渋滞はひどいままなので、温暖化ガスの影響を考えると、値段を上げて、交通量を減らすのが正しいのか。。。)
それにしても、暑いですね。それも当然で、この7月の20日のうち17日で、世界のこれまでの気温を更新しており、10日を残して、今月が世界的に最も暑い月になることがほぼ確定だそうです。ちなみに、これまで世界的に一番暑い月は、先月の2023年6月です。これほど暑くなると、健康への影響が大きくなりますので、今週水曜日の記事もご参考に、体調に気を付けて、お過ごしください。
金曜日も“ニューアーク空港、ブルックリンのIKEA水没?”という記事のなかで、米運輸長官も「100年に1度の災害が毎年起こるようになった。コミュニティーの対応を検討する必要がある」とあるように、世界中の異常気象だけでなく、身の回りでも集中豪雨を含めた異常気象が頻発しているように思われ、やはり気候変動の影響は如実に表れているように感じます。
そんななか、先週の編集後記では、“ビーチが汚くて行けない”ということを書きましたが、今週は“市民の約20%、鉛汚染水道水摂取の可能性”という記事に驚きました。NYは、アメリカで数少ない水道数が飲める地域だと思っていただけに、鉛製の水道管による健康被害の恐れは気になりました。(60年以上も前に、鉛製の水道管設置は禁止されているだけに、まだそんなに使用されていることにも驚きました。。。)奇しくも、WSJが、独自調査として、電話会社が鉛で覆われた古い電話線網をそのまま放置していることによる健康被害のリスクを今月9日に発表していたところだったので、鉛による水質汚染問題は、全米でも注目を集めるように思います。
最後に、暑い夏を喜べた時代の暑さは、どうだったのかと思い少し調べてみました。日本の気象庁によると、“世界でいちばん暑い夏”が発表された1987年の7月の東京の日平均気温は、27度だったそうです。そりゃ、まだ屋外ライブででも、夏の暑さを十分楽しめましたよね。ルームエアコン普及率もその当時は、50%あたりだったようです。京都の川床が、涼しかった時代が懐かしい。。。
ではよい週末をお過ごしください。
編集部より
今週の1枚
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