22日付のニューヨーク・ポストによると、非営利団体エンパイアセンター・フォー・パブック・ポリシーが同日に発表した報告書の内容から、ニューヨーク・ニュージャージー港湾公社(PA)の職員の昨年の平均年収が10万ドル(約1120万円)を超えていることが分かった。
PA職員の平均年収は、2014年の9万7673ドル(約1100万円)から昨年は10万253ドル(約1130万円)に上昇しており、これはPA警官の残業代の増加が職員全体の平均年収を押し上げた結果だという。
年収25万ドル(約2800万円)を超えたPAの職員は36人いたが、そのうち25人が警官で、警官1649人の約1割に相当する170人が20万ドル以上の年収を得ていた。残業代が最も多かったのは、スティーブン・オルモ保全監督課長で、18万6846ドル(約2100万円)の残業代が加算され、総年収は役員であるパット・フォイエ氏の30万5111ドル(約3427万円)を上回る32万5880ドル(約3660万円)だった。
PA職員で最高年収を得ていたのは不動産・開発課長のマイケル・フランソワ氏で36万6698万ドル(約4120万円)。34万8095ドル(約3900万円)のPA警察の警部補ジョセフ・マカルソ氏、34万3335ドル(約3856万円)のPA警察の巡査部長ケビン・コトレル氏がこれに続いた。
PA警官の残業代の平均は2万9931ドル(約336万円)で、残業代はPAの総人件費の17%を占めるという。