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共同通信
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2014年の御嶽山(長野、岐阜両県、3067メートル)噴火の犠牲者遺族らが23日、立ち入り規制が続く山頂近くの尾根に慰霊のため入った。尾根は犠牲者が集中した「八丁ダルミ」で、王滝頂上(2936メートル)から山頂の剣ケ峰に至る登山道での慰霊は噴火後初。29日に予定する規制緩和を前に、地元自治体が特別に許可した。
遺族ら15人は王滝頂上から規制エリアに入り、約2時間かけて剣ケ峰までを往復。地元のボランティアに付き添われながら、故人が亡くなった場所で献花したり、手を合わせたりした。遺族による八丁ダルミでの慰霊はこれまでもあったが、一部エリアに限られていた。