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共同通信
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【台北共同】台湾の最大野党、国民党は23日、北部・新北市で党大会を開き、侯友宜・同市長(66)を来年1月の総統選の同党候補にすることを正式決定した。侯氏は、台湾独立志向の与党、民主進歩党(民進党)の蔡英文政権下で台湾海峡は「世界で最も危険な場所」になったと強調。「中台交流を強化し、衝突(の可能性)を低下させる」と訴え、政権交代へ結束を呼びかけた。
国民党は候補選出の過程で、候氏と、鴻海精密工業創業者の郭台銘氏(72)が争ったしこりが残る。郭氏は活発な政治活動を続けており、無所属での総統選出馬の可能性が取り沙汰されている。