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共同通信
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【イスラマバード共同】アフガニスタンのイスラム主義組織タリバン暫定政権は23日、中部ワルダク州で22日夜に大雨による鉄砲水が発生し、30人が死亡、44人が行方不明となっていると明らかにした。倒壊した家屋のがれきの下敷きになっているとみられる。国営テレビは、隣接するカブール州でも水害が発生し10人が死亡したと報じた。
国防省が被災地に軍を派遣して救出活動を続けており、犠牲者が増える可能性もある。暫定政権のムジャヒド報道官は、被災者の支援を急ぐとのコメントを発表した。
地元メディアによると、アフガンでは各地で連日大雨が続いており、過去3日間で住宅計600棟超が損壊した。
アフガンでは泥と日干しれんがでできた家が多く、洪水時に被害が拡大しやすい。