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共同通信
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ジャニーズ事務所の性加害問題を巡り、国連人権理事会の「ビジネスと人権」作業部会の専門家が25日、ジャニー喜多川前社長(2019年死去)による性加害を告発してきた当事者らに東京都内でヒアリングを行った。
「ジャニーズ性加害問題当事者の会」の4人が非公開のヒアリングを受けた後、取材に応じた。副代表の石丸志門さん(55)は、作業部会の要請で詳細は明かせないとした上で「(私たちに)寄り添って真摯に重大問題として受け取ってくれた」と手応えを語った。
石丸さんは「われわれがされたことは心の殺人。一芸能事務所の問題ではなく社会の問題だ。性加害を受けて芸能デビューするような習慣は異常だと社会が認識し、人権侵害がないよう同じ方向を向くことが解決への第一歩だ」と語った。
同作業部会の訪日は初めて。8月上旬までの滞在で北海道、福島、東京、愛知、大阪など各地を訪ね、ジャニーズ問題のほか「日本政府と企業が人権上の義務と責任の履行にどのように取り組んでいるか」を調査するという。