新旧名作を一挙公開 「歌うニッポン! 日本のミュージカル映画」

【日時】4月8日(金)~23日(土)※時間はプログラムにより異なる
【場所】ジャパン・ソサエティー: 333 E 47th St(bet 1st & 2nd Ave)
【料金】一般: 12ドル、会員・学生・シニア: 9ドル 
特別割引: 3作品以上購入で各券2ドルずつ割引
【Web】www.japansociety.org 

Memories of Matsuko © 2006 "Memories of Matsuko" Production Committee

 これまであまり語られることのなかった日本のミュージカル作品に焦点を当て、歌謡映画黄金時代と言われる1950年代から21世紀のマッシュアップ映画まで、10本の新旧名作を上映する。
 栄えあるオープニング上映作品は、日本映画史上米国のブロードウェーミュージカルのスタイルに最も近づいたといわれる、大掛かりなエンターテイメント作品「君も出世ができる」(須川栄三監督)。それ以降にも、50年代の美空ひばり、江利チエミ、雪村いづみの「三人娘」が共演し大ヒットした「ジャンケン娘」や石原裕次郎がジャズドラマーを演じた「嵐を呼ぶ男」など往年の昭和の大スターたちが銀幕上で歌い、踊る華やかな名作が勢ぞろいしている。
 また、2000年代では三池崇史監督の「カタクリ家の幸福」、中島哲也監督の「嫌われ松子の一生」などネオミュージカル邦画も上映され、邦画シーンにおけるミュージカル映画をクロニクルで堪能することができる。
 さらに9日は、ゲストキュレーターとして招かれたウェスタインオンタリオ大学准教授のマイケル・レイン氏が登壇し、日本のミュージカル映画と大衆文化のつながりをひもとく講演会を開催。
 観れば思わず歌って踊りたくなるラインナップは足を運ぶ価値あり。

The Stormy Man © 1957 Nikkatsu Corporation