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共同通信
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【ブリュッセル共同】オランダ沖を航行していた正栄汽船(愛媛県今治市)所有の自動車運搬船で25日に起きた火災で、オランダ沿岸警備隊は28日、運搬船は燃え続けているものの、火の勢いは弱まっていると発表した。派遣したタグボートが、運搬船の動きを制御できていることも明らかにした。
欧州のメディアは、積載していた電気自動車(EV)が出火原因の可能性があるとの見方を報道。運搬船には3783台の車両が積まれ、このうち498台がEVだった。中古車はなく、全車両が新車だった。
沿岸警備隊などによると、運搬船はパナマ船籍で乗組員はインド国籍。23人全員が避難したが、1人が死亡した。