新聞、自らジェンダー平等を

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共同通信

 「新聞とジェンダー平等」をテーマとしたシンポジウムが29日、横浜市のニュースパーク(日本新聞博物館)で開かれ、新聞社自らが足元の多様性を確保する方策を研究者や記者らが議論した。

 西日本新聞社の甲木正子執行役員が司会を務め、オンラインも含めて約100人が参加した。

 上智大の三浦まり教授(ジェンダー政治論)は専業主婦の妻がいる男性を前提とした記者らの長時間労働を是正する必要性を強調。「常に150(%の力)を出し続けろというのではなく、多様な人を使って全員が80で良いという働き方に変えていかなければならない」と指摘した。