ウクライナ和平では平行線

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共同通信

 ロシアのプーチン大統領は28日、北西部サンクトペテルブルクで開いたロシア・アフリカ首脳会議の閉幕後、南アフリカのラマポーザ大統領ら一部の首脳と会談し、アフリカ諸国が6月に示したウクライナ危機の和平提案を協議した。話し合いによる紛争解決を求めたアフリカ側に対しプーチン氏は「ゼレンスキー政権はロシアとの交渉を禁じている」と反論。議論は平行線で終わったもようだ。

 ロシアのペスコフ大統領報道官は、協議結果を文書にまとめる計画はないと述べた。

 プーチン氏は、早期和平を求める提案を「注意深く真剣に分析した」と述べ、「バランスの取れたアフリカの立場は非常に貴重だ」と評価した。