ヒ素水また敷地外に流出、北海道

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共同通信

 北海道蘭越町で地熱資源調査の掘削作業中に蒸気が噴出し、周辺の水から高濃度のヒ素が検出された問題で、調査主体の三井石油開発(東京)は30日、現場周辺にたまったヒ素を含む水をパイプラインで送る作業中、推計で約1万リットルが敷地外に流出したと発表した。今月20日にも作業ミスでヒ素を含む水約2千リットルが敷地外に流出していた。

 同社によると、現場ではヒ素を含む水が1日約2千キロリットルのペースでたまり続け、パイプラインで敷地外の井戸に運んでいる。28日夜にその水をためている池で流出を検知する水位計アラームが作動。確認したところ、パイプラインのバルブがほぼ閉まった状態だった。