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共同通信
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京王線車内での殺人未遂罪などに問われた服部恭太被告(26)は事件当時、人気映画「バットマン」シリーズの悪役ジョーカーに扮していた。東京地裁立川支部の公判では死刑になりたかったと明かし、「殺人への意欲を持つために必要だった」「なりきろうと思った」と説明した。一方、法廷では丸刈りに黒っぽいスーツ姿で、終始背筋を伸ばして審理に臨んだ。
判決を迎えた31日、裁判官3人と裁判員6人が入廷すると真っ先に立ち上がり、一礼。竹下雄裁判長が「服部さん、前へ」と促すと、「はい」と答え、被害者側と裁判長にそれぞれ頭を下げてから証言台に向かった。
被告は、「懲役23年」の主文を直立不動で聞いた。