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共同通信
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中古車販売大手ビッグモーターの店舗周辺で街路樹が不自然に枯れている問題で、大分県中津市の中津店が県の聞き取り調査に対し、過去に除草剤をまいたと認めたことが31日、分かった。同日に茨城県は、店舗付近で街路樹が枯れるなどしたと発表。神奈川県や名古屋市などは除草剤の有無を確認するため、店舗前の土壌調査を開始した。
大分県関係者によると、同県中津土木事務所の職員が同日、店舗を訪れて聞き取り調査した際に「過去に除草剤をまいたことを確認した」と述べたという。現場には約50メートルにわたり、ツツジが植えられていたが、なくなっていた。県は土壌調査の実施などに関し、店舗と協議していく予定。
茨城県によると、枯死などを確認したのはひたちなか市、つくば市、阿見町の3店舗。ひたちなか市では、2013~15年に低木の植え込みがなくなっていたとみられる。店舗にヒアリングし、街路樹の原状回復請求や土壌調査を検討する。
神奈川県によると、同県平塚市の店舗前で同日に土壌を調査し、近く横須賀市と藤沢市でも着手する。