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共同通信
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交流サイト(SNS)で中傷され、2020年に自ら命を絶った女子プロレスラー木村花さん=当時(22)=の母響子さん(46)が1日、石川県七尾市で講演した。「侮辱罪」の法定刑を引き上げる改正刑法が施行されてから1年が経過したことに触れ「SNSで攻撃的な投稿をしても違法になるとは限らず、法律はまだ追いついていない」と語った。
響子さんは講演で、花さんを中傷したという男性から「病気になって夢を失い、やるせない思いをぶつけてしまった」と謝罪されたと告白。「攻撃した人は自分に対しても強い言葉を投げかけてきたと思うと、責められなかった」と当時の心境を振り返った。