Published by
共同通信
共同通信
【北京共同】中国人民解放軍は1日、創設96年の記念日を迎えた。軍トップの中央軍事委員会主席を兼ねる習近平国家主席はこれに合わせ、米軍の台湾周辺への接近を阻止する能力確保に向け、部隊の近代化を急ぐと強調。不祥事疑惑が伝えられたロケット軍トップらの異例の交代人事を行い、引き締めも急いだ。
習氏は記念日を前にした7月24日の学習会で「わが軍は、創設100年の奮闘目標を実現する正念場にある」と指摘。党による軍統治の強化や、近代化加速の必要性を訴えた。2027年までの同目標は、アジア太平洋地域で米軍と対等に戦う力や、台湾海峡や南シナ海で米軍の介入拒否力の確保を目指しているとされる。