5日付のニューヨーク・タイムズによると、マンハッタン区アッパーイーストサイド88丁目にある公立学校PS169で4日、生徒の1人がほかの生徒を銃で脅したとして、本人とこれに関わった生徒2人が逮捕される事件があった。
ニューヨーク市警察(NYPD)の発表によると、同日午後2時ごろ、学校関係者から生徒が銃を持っているとの通報を受け、警官が同校へ駆けつけた。関係者の説明では、13歳の少年が銃を取り出し、ほかの生徒を脅したとのことで、この銃はその後、15歳の少年の上着のポケットから発見され、さらに弾薬の入った箱が14歳の少年の上着から見つかったという。
3人の少年は武器の不法所持で同日夜に逮捕され、さらに13歳の少年は第2級脅迫罪でも逮捕された。3人は少年事件として家庭裁判所で審判を受ける予定。
市内の公立学校では最近、銃が関係する事件が相次いで発生している。3月はわずか1週間の間に、ブルックリン区の14歳の少年とクイーンズ区の15歳の少年が、それぞれ学校へ銃を持ち込んだとして逮捕されたほか、クイーンズ区の小学校では11歳の少年が実弾の込められた銃を学校へ持ちこんだため、その銃を所有する54歳の祖父が逮捕されている。