ミッドタウンで盗難車暴走、10人負傷
ラッシュアワーで一時騒然
ニューヨーク市警(NYPD)の追跡を受けていた盗難車が1日、ラッシュアワーのグランド・セントラル駅近くを暴走した。盗難車は車数台と次々に衝突し、通行人など少なくとも10人にけがを負わせた。デイリーサンは事故直後、赤い盗難車を撮影した(表紙写真、右)。
NYPDが赤い現代自動車製SUVの追跡を始めたのは午後5時半ごろ。イリノイ州のナンバープレートを付けていたが、ブロンクス区内で盗まれた車だった。車は渋滞するレキシントン街に入ると、42丁目と43丁目の間で自転車をはね、タクシーに当たって歩道に乗り上げ、歩行者数人をなぎ倒した。そして42丁目でUターン。レキシントン街を逆走して黒いセダンと正面衝突して止まった。
運転していた男は逃げようとしたが、近くにいた多くの市民に取り押さえられ、NYPDに引き渡された。NYPDによると男は20歳で、銃や麻薬で逮捕歴がある。同乗していた女は周囲の混乱にまぎれて逃亡。車からは、葉のようなものが入ったビニール袋と麻薬の吸引器具が押収されている。
この事故のけが人には6歳と10歳の子供が含まれているが、命に別状はないという。弁護士、マイケル・ディスシャロ氏はグランドセントラル駅を出たところで盗難車が歩道を走り抜けるのを目撃。「大量に出血したり、足が不自然に曲がったりした被害者もいた。他の通行人が援助していた」と話している。(1日、ニューヨークポスト)運転していた男は逃げようとしたが、近くにいた多くの市民に取り押さえられ、NYPDに引き渡された。NYPDによると男は20歳で、銃や麻薬で逮捕歴がある。同乗していた女は周囲の混乱にまぎれて逃亡。車からは、葉のようなものが入ったビニール袋と麻薬の吸引器具が押収されている。
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