Published by
共同通信
共同通信
岸田文雄首相は3日午前、群馬県伊勢崎市の認知症対応型の介護施設「デイサービスセンターおおいど」を視察し、利用者や家族らと車座対話を行った。先の国会で成立した認知症基本法に基づいて施策を進める考えを強調し「9月に認知症の人や家族、有識者が参加する会議をスタートさせたい」と明らかにした。
基本法は、認知症の本人や家族の意見を反映し、関連施策の充実を図る内容。首相は「認知症に対する正しい理解を深めるための普及啓発が大きな柱だ。全ての人が生きがいを感じられる、多様性や包摂性を大切にする社会を実現したい」と語った。