米で広島、長崎の写真展示計画

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共同通信
1945年8月、広島に原爆投下後、北マリアナ諸島テニアン基地に戻り着陸するエノラ・ゲイ(AP=共同)

 【ワシントン共同】米首都ワシントンのスミソニアン航空宇宙博物館が2025年に、第2次大戦関連の新たな展示の一環として原爆投下後の広島と長崎の街の写真展示を計画していることが2日、分かった。同館では1995年に原爆被害に関する資料展示を企画したが、世論の反発で事実上の中止に追い込まれた経緯があり、注目を集めそうだ。

 同館の報道担当者によると、新たな展示は「空における第2次大戦」で、第2次大戦での航空機の役割を紹介する。広島に原爆を投下したB29爆撃機エノラ・ゲイにも触れ、ワシントンの本館で広島に投下された原爆リトルボーイの模型と共に広島と長崎の街の写真を展示する計画という。