植物片発見2週間後に警視庁相談

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共同通信
3日、警視庁の捜査員が家宅捜索に入った日本大アメリカンフットボール部の寮=東京都中野区

 警視庁が大麻取締法違反と覚醒剤取締法違反の疑いで日本大アメリカンフットボール部の寮を家宅捜索した事件で、大学側が警視庁に相談したのが、寮で大麻が疑われる植物片などを見つけた約2週間後だったことが4日、捜査関係者への取材で分かった。日大は同日、林真理子理事長らが8日に記者会見すると発表した。

 大学側が7月上旬に、所持が疑われている部員の男子学生(21)の部屋にあった施錠が可能な場所から植物片と錠剤を発見、約2週間後に警視庁に相談した。植物片は透明な袋に入った状態だったことも判明した。

 警視庁は19日ごろに押収。植物片は乾燥大麻で、錠剤には覚醒剤成分が含まれていた。