NY市、屋外ダイニング恒久化で可決 営業は4月〜11月、許可は有料

 

NY市、屋外ダイニング恒久化で可決

営業は4月〜11月、許可は有料

 

8月4日、ブルックリン・ブッシュウィックで。Photo Keiko Tsuyama 

 

レストランなどが歩道や車道の一部に席を設けて営業する屋外ダイニング。コロナ禍の最中に一時的な特別措置として開始された。ニューヨーク市議会は3日、この屋外ダイニングを恒久化する法案を可決した。

この法案によると、屋外施設での営業期間は4月〜11月。市交通局の管理下で許可が必要となる。許可申請にかかる料金は4年分で1050ドル。歩道の施設は1年を通じて使用することができるが、それ以外は営業期間が終了し次第、撤去しなければならない。これまでは1年を通じて全ての屋外施設での営業ができ、料金はかからなかった。

アダムズ市長は「コロナ禍でも屋外ダイニングのおかげで10万人の雇用を確保できた。ストリートに活気が溢れ、飲食業界を救済した」と指摘。「ただ、一部の施設は放置され残骸となり問題化している」と続けた。法案を提案したマージョリー・ベラスケス市議は声明文で「この法案はできるだけ公平な解決策を目指して、過去1年、交渉と修正を続けてきた結果だ」と説明。「大小様々なレストランのニーズを満たすよう工夫した」としている。

ただ屋外ダイニングには「騒音や混雑の元凶だ」「障害者のじゃまになる」など反対の声もある。反対派から複数の訴訟も起きている。(3日、ゴッサミスト)

 

屋外席は、メンテナンスにも費用がかかる。
Photo Keiko Tsuyama 


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