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共同通信
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【バンコク共同】タイのタクシン元首相は5日、今月10日に予定していた帰国を2週間程度延期するとX(旧ツイッター)で発表した。「健康診断のため」としているが、タクシン派「タイ貢献党」を中心とした新政権樹立が遅れていることが背景にあるとみられる。
帰国時期について「2週間を超えない範囲で延期する」と説明した。首相選出選挙は16日以降にずれ込む見込みで、今後の状況次第で帰国はさらに遅れる可能性もある。
タクシン氏は06年9月のクーデターで政権を追われ、国外で逃亡生活を続けている。当初は自身の誕生日である7月26日までに帰国する意向を示していたが、新政権樹立の遅れなどで実現しなかった。