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共同通信
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【アンタキヤ(トルコ南部)共同】トルコ・シリア両国で5万7千人以上が死亡した大地震から6日で半年。60万人以上がテントやコンテナ式の仮設住宅に身を寄せており、被災者の避難生活は長期化。トルコ政府は復興住宅の建設を急ぐ。シリアの被災地では、夏季の気温上昇による感染症流行が懸念されている。
トルコ災害緊急事態対策庁によると、国内では3日時点で約3万人がテント、約57万3千人がコンテナ式の仮設住宅、約1万9千人が公共施設に避難。1400万人以上が何らかの形で地震の影響を受けたという。
トルコ政府は地震発生から1年となる来年2月までに被災者用の復興住宅31万9千戸を完成させる計画を発表。大半は完成していないが、エルドアン大統領は7月下旬の演説で、復興住宅は「秋までに1軒ずつ引き渡しを始める」と述べている。