「欧米に奉仕」と日本批判

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共同通信
ロシア外務省=2013年

 ロシア外務省のザハロワ情報局長は5日、ウクライナ侵攻を続けるロシアを「欧州方面における防衛上の最も重大かつ直接の脅威」と位置付けた日本の2023年版防衛白書について、岸田文雄首相の政権が「欧米の利益に奉仕し、外交上の独立性を最終的に失いつつある」と批判するコメントを発表した。

 ザハロワ氏は、第2次大戦中に欧州各地を侵略したナチス・ドイツの政権と同盟関係にあった歴史的事実に沈黙を守りながらロシアを軍事的脅威とする日本政府の態度は「偽善的だ」と指摘した。(共同)