ローマ教皇、移民の惨状に懸念

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共同通信
6日、特別機内で記者会見するローマ教皇フランシスコ(ロイター=共同)

 【ローマ教皇特別機、共同】ローマ教皇フランシスコは6日、北アフリカから地中海を渡って欧州を目指す移民の惨状に懸念を表明した。北アフリカを「最大の墓場」と表現し、国際社会に対して問題を直視するように訴えた。

 訪問先のポルトガルからローマに戻る機内での記者会見で語った。教皇は、北アフリカの砂漠に放置された移民の事例を「悲劇」と紹介。9月下旬にフランス・マルセイユを訪問する際に「移民について真剣に考えるため、会議を開催する予定だ」と明らかにした。

 教皇は6月に腹部の手術を受けてから初の外遊先として、今月2日にポルトガルの首都リスボンに到着し、カトリックの若者の祭典に出席した。