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共同通信
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アフガニスタンのアブダリ駐日大使は7日までに、女性の権利が著しく制限され、貧困がまん延する祖国の現状に「このままでは国として存続するのは不可能だ」と危機感をあらわにした。イスラム主義組織タリバンの復権から15日で2年となるのを前に東京都内で取材に応じた。日本には国の再建に向けたロードマップ(工程表)作りを主導してほしいと訴えた。
アブダリ氏はタリバン復権前の2021年1月、駐日大使に任命。タリバン暫定政権の統治で、女子学生の教育が制限されるなど「光のないトンネルを進んでいるようだ」と述べた。現在まで暫定政権を承認した国はなく、大使と同政権の公式連絡は途絶えたままだ。