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ニューヨーク市内で、2件の死亡事故が起きたことや歩行者を巻き込む事故、危険運転に対する苦情が増加したことにより、7月から営業を停止していたモペッドのシェアリングサービスを提供する「レベル」は8月27日、市での営業を再開した。ウォール・ストリート・ジャーナルが26日、報じた。
レベルはサービスを再開するにあたり、利用者がモペッドのロックを解除する前に、安全に関する質問に答え、操作手順解説ビデオを見ることや、乗車前に毎回、ヘルメットを着用した写真を同社に送信することを義務付けるなど、新たな安全対策を導入した。
また、モペッドが公園や高速道路、橋などの禁止された区域に侵入した場合や一方通行を逆行した際は、同社に警告が届く新機能が追加された。違反者は、違反の程度により、警告、アプリの利用停止または禁止処分を受ける。デブラシオ市長は7月、安全な再開が可能なことを示すまで、営業の再開を許可しないことをレベルに伝えた。また、今月26日にも市長室の広報担当者は、危険な運転は容認されず、事故が再び発生した場合、同社のサービスを停止する可能性があるとの声明を発表した。
レベルは、2018年にブルックリン区で試験的プログラムを開始して以来、急速に成長。利用料は、ロックの解除に1ドル(約107円)、乗車1分ごとに35セント、2人乗りの場合、1ドル追加となる。

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