北朝鮮に核兵器の放棄要求

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共同通信

 【ウィーン共同】オーストリアの首都ウィーンで開かれている2026年の核拡散防止条約(NPT)再検討会議の第1回準備委員会で、フランスは9日、日本や米国など74カ国が名前を連ねる声明を発表、北朝鮮に核兵器の放棄を要求した。声明にはほかに韓国、オーストラリア、カナダ、ウクライナなどが加わる一方、中国とロシアは入らなかった。

 声明は、北朝鮮が核の先制使用が可能だとしていることや弾道ミサイルを繰り返し発射していることなどに「懸念」を表明。北朝鮮の核兵器が平和と安全の「深刻な脅威」となっており、不拡散体制を弱体化させているなどと指摘した。