12日付のエーエム・ニューヨークによると、14日にブルックリン区のブルックリン・ネイビーヤードで開催される民主党討論会のチケットが入手困難になっているという。
次期米大統領選民主党指名獲得に向けたニューヨーク州予備選を数日後に控えた注目の討論会。全1100席のうち、800席は民主党最有力候補とされているヒラリー・クリントン前国務長官と、バーモント州のバーニー・サンダース上院議員の支持者のために割り当てられているというが、各候補者の友人や代理人、地域の指導者らの間で、チケット確保のための激しい確執が起きているという。
サンダース氏の選挙運動広報担当によると、くじ引きなどは行わず、チケットは同氏の熱狂的な支持者に分配されるという。一方、クリントン氏の選挙運動事務所に割り当てられたチケットは、州全体の同氏の支持者らに分配されるという。
CNNのパネリストとして討論会に参加予定の、労働運動家兼サンダース氏の代理人ジョナサン・タシニ氏は、「同討論会のチケットは、ニューヨーク・ヤンキース対ニューヨーク・メッツのワールドシリーズ特別席のチケットよりも入手困難かもしれない」と述べている。
サンダース氏は同区フラットブッシュ出身で、クリントン氏は同区ブルックリンハイツに選挙事務所本部を置いている。