北朝鮮、出入国統制を緩和か

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共同通信

 【北京共同】北朝鮮が今月中旬にカザフスタンで開かれる国際テコンドー連盟(ITF)の世界選手権に代表団を派遣するのを機に、新型コロナウイルス対策を理由に2020年1月末に始めた厳格な出入国統制を緩和する準備を進めているとみられることが11日、関係者の話で分かった。

 統制のため帰国できず中国にとどまっていた北朝鮮住民のうち、優先度が高いと当局が判断した人から順に帰国を認める方針とみられる。

 中国に拠点を置く北朝鮮旅行を扱う旅行社は11日、北朝鮮側から「間もなく」国境を開くとの連絡を10日受けたと発表した。ただ、旅行者の入国は当分認められないもようだ。