12日付のメトロ・ニューヨークによると、マンハッタン区アッパーイーストサイドで同日未明に起きた刃物による殺人事件が、当初報告されていた通り魔による犯行ではなく、男女関係のもつれによるものであったことが分かった。
同午前1時15分ごろ、ガスタボ・ロドリゲス容疑者(19)は、交際相手の女性を自宅まで送るため、3番街と94丁目の交差点付近を、手をつないで歩いていたところ、女性が以前交際していたエグザビア・オリバレスさん(当時22)と出くわした。容疑者は、女性に「2人で何をしているんだ」と聞きながら近づいてきたオリバレスさんと激しい口論となり、その後オリバレスさんの胸部を刃物で数回にわたって刺したという。
容疑者が3番街を南方向へ逃走した後、現場に残された女性はタクシーを止め、オリバレスさんをメトロポリタン病院まで連れて行ったが、まもなく病院でオリバレスさんの死亡が確認された。病院でニューヨーク市警察(NYPD)の事情聴取を受けた女性は当初、オリバレスさんは交際相手で、犯行は通り魔によるものと話していたが、監視カメラの映像や第三者の証言により事実が発覚し、容疑者の逮捕に至った。
複数の報道によると、オリバレスさんと女性の間には幼い子どもがいるという。