13日付のNBCニューヨークによると、米通信事業大手ベライゾンの従業員が、同午前6時からストライキに突入したことが分かった。
ストに参加するのは、コミュニケーションズワーカーズ・オブ・アメリカとインターナショナルブラザーフッド・オブ・エレクトリカルワーカーズの労働組合員ら。また、インターネットサービス「FiOS」を提供する、コネチカット、デラウェア、ニューヨーク、ニュージャージー、マサチューセッツ、ペンシルベニア、ロードアイランド、メリーランド、バージニア州とワシントンD.C.にある同社の固定電話部門で働く作業員やカスタマーサービス担当の従業員ら、およそ約3万9000人が参加する規模となった。
両組合は、昨年8月に労働契約が満了して以降、同社との交渉を続けてきたが、これが暗礁に乗り上げているという。組合によると、同社は年金の据え置き、解雇の容易化、契約社員の増員や外部委託を望んでいると主張するが、同社は、医療費増大の問題に対処するために、労働者の管理に対してより柔軟な態度を求めると説明した。
同社では2011年8月に4万5000人による2週間に及ぶストが決行されたことから、1年以上前から数千人の非労働組合員を投入し、予測されるストへの備えがあったという。