金正恩氏、台風被害で叱責

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共同通信
台風6号で被害が出た北朝鮮江原道安辺郡梧渓里で復旧活動を指導する金正恩朝鮮労働党総書記(中央)(朝鮮中央通信=共同)

 【北京共同】北朝鮮メディアは14日、台風6号による大雨と高潮で同国東部の江原道で堤防が決壊し、200ヘクタール余りの農地が冠水したと伝えた。金正恩朝鮮労働党総書記が被害の出た江原道安辺郡梧渓里で復旧活動を指導し、被害の原因は地元の農業指導機関などの「慢性化した無責任な態度」にあると叱責した。日時は不明。

 一方、北朝鮮メディアは、金正恩氏が11、12両日に戦術ミサイルやミサイルの発射台付き車両(TEL)の生産工場などを現地指導したとも伝えた。軍需工場訪問の報道は今月に入り、6日以来2回目。米韓が今月実施を予定する大規模合同演習をけん制する狙いもありそうだ。