実質GDP、年率6.0%増

Published by
共同通信
4月、ゴールデンウイークが始まり、観光客らでにぎわう東京・浅草の雷門前

 内閣府が15日発表した2023年4~6月期の国内総生産(GDP、季節調整済み)速報値は、物価変動を除く実質で前期比1.5%増、年率換算は6.0%増だった。3四半期連続のプラス成長となった。半導体の供給制約緩和で自動車などの輸出が伸びた。ただ物価高の影響でGDPの約6割を占める個人消費は低調だった。

 景気実感に近いとされる名目GDPは前期比2.9%増で、年率換算は12.0%増となった。

 4~6月期の実質を項目別に見ると、個人消費が前期比0.5%減、設備投資は0.0%増。輸出は3.2%増、輸入は4.3%減だった。