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共同通信
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【ソウル共同】韓国の尹錫悦大統領は15日、日本の植民地支配からの解放を記念する「光復節」のソウルでの政府式典で演説した。北朝鮮の核・ミサイル開発を念頭に「日米韓の安全保障協力の重要性が日増しに高まっている」と強調、18日に開かれる日米韓首脳会談は「朝鮮半島とインド太平洋地域の平和と繁栄に寄与する3カ国協力の新たな里程標になる」と述べた。
尹氏は日韓関係について「安保と経済の協力パートナーとして未来志向で協力、交流し、世界の平和と繁栄に寄与できる」と述べた。朝鮮半島有事の際の後方基地としての在日米軍の重要性を強調した。
日韓関係を重視する尹氏は昨年の演説で、両国関係が未来に向かえば歴史問題は解決できると主張。最大の懸案だった元徴用工問題では今年3月、日本企業の賠償支払いを韓国の財団が肩代わりする解決策を示し、直後の日韓首脳会談で関係正常化に合意。7月までに計4回の首脳会談を重ねている。