5人目の警察幹部が懲戒処分 NYPD汚職捜査関連で

 14日付のメトロ・ニューヨークによると、米連邦捜査局(FBI)が捜査を進めている、ニューヨーク市警察(NYPD)の汚職事件に関連して、5人目となる警察幹部が懲戒処分を受けていたとこが分かった。
 NYPDの発表によると、汚職事件の捜査対象となった4人の警察幹部が7日に転属させられたが、今週に入り、本部長補佐のアンドリュー・キャプル氏が、行政職の部署に転属させれたという。捜査では、幹部らが何らかの有利な計らいへの見返りとして、不動産業者のジョナ・レクニッツ氏とブルックリン区ボローパークに住む実業家のジェレミー・ライチバーグ氏から、海外旅行や高価な贈り物を受け取ったかについての捜査が進められている。
 レクニッツ氏は、2013年のニューヨーク市長選で、ビル・デ・ブラシオ市長にキャンペーン活動資金を提供しており、ライチバーグ氏は、市長の政策を支持するために市長のアドバイザーらにより管理されている非営利団体の資金集めに協力したことがあるという。
 市長は11日記者会見を開き、自身の選挙事務所や市当局は、不正なことは何もしていないと述べた。捜査の対象として、NYPDの元幹部であるフィリップ・バンクス氏などの名前も挙がっている。