上げ馬神事、三重県教委が勧告

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共同通信
多度大社の「上げ馬神事」で土壁を駆け上がる馬=2018年5月、三重県桑名市

 三重県桑名市の多度大社で毎年5月に行われる伝統行事「上げ馬神事」が動物虐待に当たると批判されている問題で、県教育委員会は17日、県文化財保護条例に基づき、多度大社に勧告を出した。福永和伸教育長が記者会見で明らかにした。上げ馬神事に関する勧告は2011年以来2度目。

 県文化財保護審議会が改善を求めていた。

 上げ馬神事は南北朝時代から続く県の無形民俗文化財で、馬が坂の上に設置された高さ約2メートルの土壁を越えた回数で農作物の豊凶などを占う。