総合格闘技、NYで初試合 11月にMSGで

 14日付のニューヨーク・デイリーニュースによると、マディソン・スクエア・ガーデン(MSG)で11月、総合格闘技(MMA)の試合開催が予定されているという。ニューヨーク州でMMAの興行が合法となり、実現すればこれが初となる。
 同州のアンドリュー・クオモ知事は同日朝、州議会で既に可決されていたMMAの興行を合法化する法案に署名し、初の試合が11月12日にMSGで開催されることも発表された。
 ニューヨークは、リングケージ内で行われるルールのない格闘技を「野蛮である」として1997年から禁止し、これまで全米で唯一、MMAの興行を禁止する州であった。MMAの興行解禁による経済効果を期待する知事は、「ニューヨークはゲーム参加に出遅れたが、すぐに追いつくつもりだ」と述べた。
 全米最大の総合格闘技の大会アルティメット・ファイティング・チャンピオンシップリーグ(UFC)の代表ロレンツォ・フェティッタ氏は以前、2016年から年に最低でも4試合を同州全域で開催すると発表していた。MSGでのこの試合以外にも、ことしの終わりに既にアップステイトでの試合を計画しているという。
 署名式に参加していた女性総合格闘家のロンダ・ラウジーさんは、「夢が叶った。MSGはプロスポーツの頂点」と喜びをあらわにした。

Rich Mitchell