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共同通信
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【ワシントン共同】米紙ニューヨーク・タイムズ電子版は18日、2024年大統領選の共和党候補指名を狙うトランプ前大統領が、23日の第1回候補者討論会を欠席する方針だと伝えた。支持率でトップを独走する中、参加しても他候補に攻撃機会を与えるだけで「意味がない」と否定的な考えを示している。
同紙によると、23日は保守系テレビ、FOXニュースの人気キャスターだったタッカー・カールソン氏のオンラインインタビューに応じる予定。独自に発信して討論会に対抗する狙いとみられている。
第1回討論会は中西部ウィスコンシン州ミルウォーキーで開かれる。三つ以上の世論調査で支持率1%以上を獲得し、4万人以上の献金者を集めるなどの参加条件があり、トランプ氏や南部フロリダ州のデサンティス氏、ペンス前副大統領ら計8人が満たしている。
FOXニュースは、大統領在任時にトランプ氏に好意的な報道を続けたが、最近はトランプ氏と距離を置き、関係が冷却化。カールソン氏は攻撃的な言動で知られ、4月にFOXニュースの人気番組を降板している。