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共同通信
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【プノンペン共同】カンボジア下院は22日、40年近く首相を務めたフン・セン氏(71)の後継として長男フン・マネット氏(45)を選任し、世襲による新内閣を承認する。フン・セン氏一族らによる政権の私物化への批判は必至だ。22日午後にも王宮で宣誓就任し、新内閣が正式に発足する。
7月の下院選で有力野党が排除され、与党カンボジア人民党がほぼ全議席を独占した。人民党関係者によると、閣僚のうち10人超がフン・セン氏や側近といった人民党有力者の子どもだ。
フン・セン氏の三男フン・マニー氏(40)や、サイ・チュム上院議長の息子サイ・ソムオル氏(43)が入閣。内相や国防相ポストはそれぞれ世襲となり、世代交代は進んだ。フン・セン政権の閣僚は60代や70代が中心だった。
2006年に下院議長に就任したヘン・サムリン氏(89)の後任は、フン・セン氏一族に近いクオン・ソダリー氏(70)。初の女性議長だという。